2020年度京大入試に出現した折田先生像!
今日は国立大学の二次試験1日目ですね!
受験生の皆さんは本当にお疲れ様です。
京大では毎年、入試の日になると折田先生像をはじめとする様々な像や立て看が出現します。私も見に行ってきたので今回はそれを報告したいと思います。
そもそも折田彦市先生像とは......
京都大学の前身である旧制第三高等学校の初代校長であった折田彦市先生をたたえるために吉田南構内に設置されていた銅像だったのですが、たびたび落書きなどのいたずらの対象となったために1997年に撤去されました。その後、入試や学祭の期間に折田先生像という名前で様々なキャラクターを模した像が作られるようになったのです。
立て看が規制されてしまった今となっては、京大に残された数少ない「自由の学風」を象徴するものと言えるでしょう。制作者は不明のようですが、仕事のなくなった立て看職人(?)が僅かしかない自己表現の場として制作しているのではないかというのが私の憶測です。
そして今年の折田先生像は......
「世界不思議発見!」より スーパーヒトシ君!
近くの説明書きには
「折田彦市先生は、ミステリーハンターとして未知の世界の探求に尽力し、京大にふしぎ発見な学風を築くために多大な功績を残した人です。どうかボッシュートしないでください。 野々村真」
とありました。
お供え物も多く、カントリーマアム、バドミントンのラケット、ニンニク、板東英二の写真、さらに「吉田寮史」と見える謎の書物が。(お供えした奴、絶対に受験生じゃないだろ......)
そして数メートル離れた所には本物の折田先生像を模した像が......!
一瞬、これが本物の折田先生か......?となりましたが、作り物でした。青銅のように見えますが、おそらく紙粘土かなにかに塗装したのでしょう。それにしてもクオリティが高い......!(もちろん本物が撤去されたのは私が生まれるよりも前なのでどれほどオリジナルに忠実なのかは分かりませんが)
そして足下に狛犬の如く鎮座しているキュゥべえ。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターです。Twitterで話題になっていましたね。何体もいてあちこち移動されているようでした。
受験生に付き添って来た何も知らない保護者の方々はこの風景をどんな思いで見ていたのでしょうか.......?
なにはともあれ、京大の風物詩を見ることができて良かったです。2次試験は明日もありますから、受験生の皆さんは頑張ってください!