かならず試験に受かる方法

私は今でこそ意識の低い堕落した大学生ですが、それまではかなり成功した人間でした。

 

例えば、試験に落ちたことがありません。高校受験と大学受験は受けたところ全部受かりましたし、剣道の段審査も全て一発合格でした。

 

もはや過去の栄光ですが、私がなぜ試験に落ちなかったか、書いておきたいと思います。

 

私に試験に受かる方法を教えてくれたのはずばり「孫子の兵法」です。私が読んだ訳書を下に挙げておきます。

曹操注解 孫子の兵法<新装版> (朝日文庫)

 

中学生くらいの時に読んで以来、私の人生のバイブルとなりました。

 

孫子の兵法」というと企業経営者や社長とか(例:孫正義)が好んで読む、経営戦略・組織運営の参考書というイメージです。

 

しかし、これは個人の人生の戦略を立てる上でもかなり参考になります。

 

孫子の兵法」で通底して主張されていることは、「戦う前に相手の情報を手に入れ、シミュレーションを重ねた上で、100%勝てる戦いにのみ臨む」ということです。

 

まず相手の情報を手に入れます。試験でいう相手とは、受験校の試験問題です。過去問で問題傾向の情報をつかみます。その後、シュミレーションをするわけですが、その際には自分の実力も把握していなければなりません。自分の得意な科目は何か、苦手な教科はどの程度とれるか。自分の頭の中でシュミレーションしても良いですが、予備校などが開催する模試はシュミレーションの良い機会になるでしょう。

 

そしてシュミレーション上で100%勝てるようになるまで自分の力を高めます。戦争では策謀などにより相手を弱体化させることも必要らしいですが、試験の場合は相手を変えることは出来ないので、こちらの実力を高めつつ、戦略を変えるしかありません。戦略とはつまり、センターでは何点取れればいいか、どの科目に比重をおいて勉強するか、などです。

 

そしてついに100パーセント勝てる見込みが立ったら、戦いに臨みます。不安要素は残してはいけません。ワンチャンにかけてはいけません。不安要素のある戦いはなんとしても避け、100%勝てる戦いにのみ臨みます。

 

戦う前から100パーセント勝てることが分かっている、というのはつまり試験を受ける前から合格が確定している、ということです。

 

ただし、試験で一番重要なのは当日に力を発揮できるかですね。100パーセントというのは当日に戦略通りに事が進んだ場合です。

 

この点についても孫子の兵法に学ぶべき事があります。それは「集中力とタイミング」です。一瞬の勝利のチャンスに強烈な集中力を発揮すれば弱い者が強い者に勝つこともできると言っています。

 

試験に当てはめて考えれば、試験時間の90分間なら90分間だけ恐ろしいほどの集中力を発揮して取り組む、ということです。これでシュミレーション通りに試験を受けていけば必ず受かります。

 

 

以上、必ず成功する方法を書いてきました。

今、自分で振り返ってみると、あのときは頑張っていたなあと思います。今現在は将来に向けての戦略が何一つ立てられていないので、何の戦いにも臨めません。今こそ孫子の兵法を読み直してもう一度学ぶべきときかもしれないですね。