「重複」を「じゅうふく」って読む奴嫌い

皆さんは「重複」をどう読みますか?

 

「ちょうふく」か「じゅうふく」でしょう。

 

本来正しい方は「ちょうふく」なのですが、現代では「じゅうふく」と読む人も多いため、どちらでも正解らしいです。(漢字変換する際も、どちらで打っても変換されます。)

 

ところが私は「じゅうふく」と読む人を好きになれません。いい大人などが「じゅうふく」と読んでいると、「ああ、この人は学がないなあ」と思ってしまいます。本当はどっちでも正解だし、むしろ「じゅうふく」のほうが通じる感さえあるのに。

 

このような読み間違えやすい漢字は他にもありますね。例えば、「早急」とか、「貼付」とか。これらは私も「そうきゅう」とか「てんぷ」などと読んでしまうので「じゅうふく」と読む人を責められません。

 

こうなると日本語とは何か、という問いに繋がってしまいます。例えば、「ちょうふく」と読む人が人口の1%しかセントしかいなくなった場合、もはや日本語が変化したと言うべきでしょう。なぜなら「ちょうふく」と言っても他の人には伝わらず、それは言語として機能しているとは言えないからです。すると「ちょうふく」のほうが間違えた使い方になり、「じゅうふく」が新たな日本語の単語として機能するようになるのでしょう。

 

このパーセンテージは重要だと思います。10%だったら機能するでしょうか。ある集団・地域の中でだけ80%で他の地域では10%という単語だったらどうでしょう?

 

「重複」の場合、とあるサイトによると「ちょうふく」読みする人は約60%、「じゅうふく」読みは約40%ということなので「ちょうふく」はまだ正しい日本語として機能していそうです。