成人を迎えて焦り始めた男

最近、焦燥感を感じているという話ばかり書いていますが、私がいつも何かに追われているような感覚になり始めたのは、去年成人を迎えてからのことです。成人になってから何者かにならなくてはという思いにとらわれたのです。

 

この理由の一つは同年代で様々な分野で活躍している人たちがいると知ったこと。小説家、ミュージシャン、俳優さん、アイドル、私の好きな分野で言えば声優さんなど。20歳どころか、高校生ぐらいでも活躍している人たちは多くいます。

 

そんな人たちを見ていると、自分は勉強もろくにせず一日中布団の中にこもって何をするわけでもなく時間を浪費している......これでいいのか......?と考えてしまいます。

 

別に有名になりたい欲があるわけではないのです。ただ単に周りと比較してしまいます。

 

京大には優秀な人しかいないので困ります。みんな学問が好きでいいつも勉強をしているし、本当に広い範囲の知識をもっているし、立派な夢や将来のビジョンをもっています。(本当はそう見えるだけなのかも)

 

そんな中で凡人が生活するのは大変です。学問を究めようにも自分がなにも知っていないことに気付かされるし、就活に専念しようとしてもみんな理想が高くて驚きます。さらにやっかいなことに、だらだらした生活をしようとしてもそちらの方向に特化した人々もいるのです。何年も留年して麻雀や酒に明け暮れた遊び人たちです。私にはそこまでの度胸はありません。

 

今まではこの大学、高校に行くという明確な目標があったのですが今はもうありません。何をすればいいのか分かりません。勉強か、就活か、遊びか、どれかに振り切れば良いのですが、まだ決まりません。焦りばかりがのしかかってきます。

 

20歳のうちに何かを成し遂げておこうと思っていたのですが、何もしないままそろそろ21歳の誕生日を迎えてしまいそうです。